
こんなふうに悩んでいませんか?
うつ病は再発率が高い病気です。
休職期間を経て、やっと復職したけれどまた休職するはめに…なんて人は意外と多いです。
私が休職中に通っていたリワーク(復職支援プログラム)でも、「実は休職するのもう3回目なんだよね…」みたいな人が意外といました。
できることなら休職などせずに、“ 長く ” そして “ 気楽 ” に働けるのが理想的ですよね。
そこで本記事では、復職してからもうすぐ1年経つ僕が、再休職せずに働き続けるための「重要な4つのコツ」について紹介します。
実際にうつ病である僕が復職して働きながら身につけたコツなので、同じうつ病であるあなたにも何か1つは参考になることがあるはずです。
どうぞ、一度ご覧ください。
【結論】再休職しないためには「いかに開き直れるか」が鍵
最初に結論からいきますが、ずばり再休職しないためには、
これが何より一番重要です。
もっと具体的に言うと、以下の4つを意識するといいでしょう。
- 弱音を吐きまくる
- 出世をあきらめる
- 評価は気にしない
- ハードルをうんと下げる
1つずつ詳しく解説していきますね。
弱音を吐きまくる
上司や同僚に遠慮なく弱音を吐きまくりましょう。
「弱音を吐きまくる」と言うとネガティブな印象が強いので、もう少し前向きな言い方をすると「何でも相談する」ということです。
辛いとき、苦しいとき、仕事がうまくいかないとき、とにかく自分が困ったときにすぐに相談することが大切です。
「とは言え、なかなか相談しにくいんだよね…」
という人もいるでしょう。
しかし、そんな風に思わなくて大丈夫です。
なぜなら、あなたが再び長期的に休むことになれば会社も困るからです。
ですから、あなたが上司や同僚に相談さえすれば業務量を調整したり、休暇をとらせてくれたり何かしらの手助けをしてくれるはず。
逆にあなたが相談しない限りは、会社はあなたが困っていることには気づいてくれません。
だって、あなたの頭の中は決して透けて見えたりしませんから。
ですから、思い切って遠慮せずに周囲に相談してみてください。
きっと、心が軽くなりますから。
出世をあきらめる
僕は、休職を機に出世を “ 完全に ” あきらめました。
休職するまでは、それこそ絵にかいたような「THE社畜」でした。
会社のため、そして出世のためにがむしゃらに働き続けること9年。
それまで順調に出世のレールに乗っていたものが、結局は無理がたたって心が壊れ休職することに…。
休職をしたからといって、完全に出世の道が断たれたわけでもないのですが、それでも僕は出世を完全にあきらめました。
それよりも大切なのは「自分の心と体」、それに「自分の家族を養うこと」だということに気づいたからです。
そんなふうに考えをシフトできたとき、肩の荷がすっと下りたんです。
「あっ、もうあんなにアホみたいに働かなくてもいいんだぁ」
失ったものも大きいですが、自分の身体を犠牲にしてまで手にするものでもないなとやっと気づくことができました。
評価は気にしない
復職してからは、他人の評価はまったく気にしないようにしています。
特に、上司からの評価ですね。
休職するまでは、上司からの高い評価を得るために必死でした。
- 与えられた仕事はすべて引き受ける
- 引き受けた仕事すべてで成果をだす
- 誘われた飲み会には絶対参加
- どんなに最低な上司でも基本的にヨイショ
とにかく自分の評価のためなら何でもやりました。
が、当然ながらストレスは半端じゃないですし、仕事の量も常に他の人の1.5倍ぐらい抱えている火車状態でした。
壊れて当然ですよね…。
ですから、復職してからは他人の評価はまったく気にしないようにしています。
というより、そもそも出世をあきらめた時点で評価なんて気になりません。
評価を気にしなくなると、できない仕事は断れるようになりますし、仕事が手に負えなくなれば同僚や上司に仕事をお願いできるようにもなりました。

ハードルをうんと下げる
僕は、自分で自分のハードルをうんと低くするようにしています。
例えば、
- 会社に行って1日職場で過ごすだけでOK
- 他人より仕事の成果が少なくてもOK
- 他人より多く休んでもOK
こんな風に、とにかくできるだけ「目標を低く」設定します。
そして、目標が達成できた時には必ず自分をほめます。
すると自然と自己肯定感が高まります。
超えられるかどうかギリギリの目標よりも、確実に達成できる目標を設定するのがコツです。
だから、ハードルはできるだけ低く設定します。
ちなみに、僕は復職してからもうすぐ1年が経つのですが、いまだに「とにかく会社に行くこと」が目標です。
どんな仕事をするのかは二の次で、会社に行くだけでOKなので気楽にやれています。
まとめ|うつ病で復職してから再休職しない4つのコツ
以上、「うつ病でも気楽に長く仕事を続ける4つのコツ」でした。
おさらいすると、
- 弱音を吐きまくる
- 出世をあきらめる
- 評価は気にしない
- ハードルをうんと下げる
少し後ろ向きに見えるかもしれませんが、要は「このくらい “ 開き直る ” ことができれば、仕事も気楽に取り組めますよ」ということが一番伝えたかったです。
「毎日会社に行って給料をもらう」
これだけで十分じゃないですか。
たとえ、一生を平社員で終えてもいいじゃないですか。
僕はこんな風に開き直って1日1日を過ごしていたら、結果的に復職して1年近くが経過しようとしています。
僕はこの1年間で「開き直ること」がいかに大切なことなのかを学びました。
これからも仕事との距離感を大切にしながら、長く仕事と向き合えるように頑張っていこうと思います。
ご一読ありがとうございました。
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