
こんなふうに悩んでいませんか。
もしあなたが今こんなふうに悩んでいるのなら、今すぐにでも逃げた方がいいです。
でないと、取り返しのつかないことになります。
僕の話をすると、僕は仕事のプレッシャーやオーバーワークで限界に達していたにも関わらず、それでも我慢を続けてしまったためにうつ病になりました。

もっと早い段階でギブアップしていれば、2年も休職せずに済んだのではと今でも思います。
あなたも判断を誤れば、僕のようになりかねません。
そこで本記事では、僕の経験を踏まえ、仕事が辛いならすぐにでも逃げるべき理由と、逃げるにはどういうステップを踏めばいいのかについて解説しています。
今まさに仕事で辛い思いをしている方は、ぜひ一度ご覧ください。
仕事が辛いならすぐにでも逃げた方がいい理由
理由はずばり、体調が悪いにもかかわらず働き続けると「うつ病」などの精神疾患になるリスクが高まるからです。
実際に、僕は体調が悪いのに無理して仕事を続けた結果、うつ病になって以下のような症状で苦しみました。
- 摂食障害(体重8㎏減)
- めまい
- 動悸
- 文章が理解できない
- 人とまともに会話できない
こんな状態になるまで働き続けるなんて異常ですよね。
もっと早めに逃げておけば、ここまで症状が悪化することもなかっただろうに…。
だから僕は、「仕事が辛いなら早く逃げろ」と煽り気味に言うのです。
うつ病は治りにくく再発率が高い
そして、うつ病は治りにくく再発率も高いです。
僕の場合だと、復職するまでに2年間かかりました、
復職してからすでに1年以上経ちますが、いまだに薬を毎日20錠以上飲み続けていますし、仕事で負荷がかかるとすぐにめまいや動悸といった症状が現れます。
ちなみに、僕が休職中7ヶ月通っていたリワーク(復職支援施設)では、僕と同じようにうつ病を患う人たちが僕以上に長く休職するのも見てきました。
そして、中には「休職するのが今回で5回目です」なんて人も…。
このように、一旦うつ病にかかるとなかなか治らないうえに、再発率も高いのでかなりやっかいです。
仕事が辛い時、どうやって逃げればいいの?
では、仕事から「逃げる」とは一体どういうことを意味するのか。
「逃げる」と言うと、「いきなり会社を辞める」というのを想像するかもしれませんが、決してそういうことではありません。
「逃げる」のにもステップがあります。
なるべく自分が有利に立ち回れるような逃げ方をしなければなりません。

僕が考える「仕事から逃げるステップ」は、次のとおりです。
step
1会社に相談
step
2病院を受診
step
3休職
step
4退職
ステップ1 自分の健康状態を会社に相談する
まずは、会社に相談してみましょう。(「会社」とは、具体的には上司や産業医のこと)
自分の体調について率直に会社に相談し、業務量を調整してもらったり必要に応じて休みをとらせてもらったり、会社内で体調に応じた働き方をさせてもらえるかどうか確認しましょう。
配慮してもらえるようであれば、しばらく様子見で働いてみて、それでも体調が回復しないようであれば次のステップに進みます。
もしも、配慮してもらえないようであれば、そのまま体調は悪化する一方ですので、早めに次のステップに移った方がいいでしょう。
ステップ2 病院を受診しよう
「体調が回復しない」、もしくは「会社があなたへ配慮してくれない」のであれば、病院(心療内科や精神科)を受診しましょう。

病院に行くことにものすごく抵抗感を感じるかもしれませんが、自分の体と心を守るためにはそんなことは言ってられません。
会社があなたを守ってくれない以上、あなたを守るのはあなたしかいませんから。
病院を受診し、適切な薬を処方してもらいましょう。
ただし、病院へ通って薬をもらったからといって、それだけで体調がすぐに回復するのかと聞かれれば、そううまくはいかないかと思います。
そうなったら、次は「休職」を考えなければいけません。
ステップ3 会社を休職する
病院に通っても体調が回復しないようであれば、思い切って「休職」することをすすめます。
僕は、うつ病を発症してからの6年間は薬の処方でどうにかごまかしごまかしで仕事を続けてこられましたが、結果的にうつをこじらせて休職に至りました。
それから2年間も休職することに…。
今考えると、もっとうつの症状が軽い時点で、早く治療に専念(休職)すればよかったなと思います。
当時は、「休職」に対して後ろめたい気持ちや情けない気持ちなど、いろいろな感情が邪魔をし、休職するなんて選択肢は思いつきもしませんでした。

しかし、今なら分かります。
何より優先されるのは「自分の心と体の健康」です。
ステップ4 会社を退職する
「休職しても体調が回復しない」、もしくは「体調が回復したけれど、会社に戻ったらまた体調を崩すような激務が待ち受けていることが明らかに分かっている」のであれば、「退職」を考えましょう。
ここまでのステップを踏んできて、やっと初めて「退職」もしくは「転職」を考えるのです。
まずは、会社と業務量について配慮してもらえるよう交渉してみたり、会社の休職制度を利用するなど、ありとあらゆる手を尽くしたうえでどうにもならない時に「退職」を意識します。
つまり、退職はあくまで最終手段。
「いきなり退職する」なんてのは、絶対にやめましょう。
そうすれば、休職している間に他の企業への転職活動をすることも可能です。
実際に、僕が休職中に通っていたリワーク(復職支援施設)では、休職期間を活かして転職活動をする人が相当数いました。
会社に戻っても労働環境の改善が望めないからです。
ちなみに、転職活動を進めるにあたっては、転職エージェントを利用している人がほとんど。
理由は、専任のスタッフがついてくれるからです。
スタッフは転職活動のアドバイスをくれたり、うつ病でも受け入れてくれる企業を探してくれるので、うつ病を抱えながらの転職活動には、非常に心強い存在になってくれます。
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まとめ|仕事が辛いなら逃げたっていい→だけど会社を辞めるのは慎重に!
以上、「仕事が辛いなら逃げたっていい→だけど会社を辞めるのは慎重に!」でした。
最後にもう一度おさらいです。
step
1会社に相談
step
2病院を受診
step
3休職
step
4退職
繰り返しになりますが、いきなり会社を辞めるという選択だけはやめておきましょう。
特に、うつがひどくなると正常な判断ができなくなるため、大事な決断ほど頭が冷静な時に行ってください。
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