
こんなふうに悩んでいませんか?
復職前って不安で仕方がないですよね。
特に休職期間が長くなればなるほど不安な気持ちは大きくなります。
僕は2年休職したので、復職する前に不安や緊張を人より感じやすい状況でした。
そんな僕でも、リワークに通いながら復職をスムーズにできたのは、ある6つのことをしたからです。
本記事ではその6つの方法について紹介します。
本記事の内容を実践すれば、あなたが今抱えている復職前の不安や緊張もきっと和らぐことでしょう。
復職を控えた方は、ぜひ一度ご覧ください。
復職前にやっておくべき6つのこと
僕が実際に復職前に取り組んでおいてよかったと思うことは、以下の6つです。
- 復職後の生活リズムで動く
- 病気になった原因を振り返る
- 再発予防対策を立てる
- 復職にあたって不安なことを会社に伝える
- 職場の上司や産業医との定期的な面談の約束を取り交わす
- 職場滞在訓練を行う
1つずつ詳しく解説していきますね。
復職後の生活リズムで動く
まず1つめは「復職後の生活リズムで動く」ことです。
例えば、あなたの仕事が月曜から金曜の9:00~18:00までのオフィスワークだとします。
そしたら、その時間帯は図書館やカフェなどで本を読んだりPCを使って作業をしたりするといいですね。
他にも、体を動かす仕事であればジムに通って体を動かしたり、運転をする仕事であれば実際に車を運転してみるといいでしょう。
要は、あなたの仕事の内容に極力近い環境に身を置くことが大切です。
実践を想定した訓練とでも言いましょうか。

病気になった原因を振り返る
2つめは、「病気になった原因を振り返る」ことです。
病気になった原因が分からないまま復職すると、必ず同じことで休職を繰り返してしまいます。
そんなことにならないように、病気になった原因をすべて洗い出しましょう。
実際に紙に書き出してみるといいですね。
そうすれば、その原因に対して対策を取りやすくなります。
仕事でもよく「PDCA」を回せって言われますよね。
それと一緒です。
原因を突き止めることは自分がうつ病になった過去を振り返るので、少し辛い作業にはなりますが、とても大切なことなのでゆっくり時間をかけてやってみてください。
再発予防対策を立てる
3つめは、「再発予防対策を立てる」ことです。
僕個人的にはこの作業が一番大切だと思っています。
なぜなら、復職してもまたすぐに休職してしまったら意味がないからです。
そうならないための予防策を考えておくことは超重要です。
ですから、ここに最も時間を割くべきだと思います。
具体的には、病気になった原因1つ1つに対して対策を考えます。
そして、それは本当に効果がある対策なのか、そして実行可能な対策なのかどうか、じっくり考えてみてください。
復職にあたって不安なことを会社に伝える
4つめは、「復職にあたって不安なことを会社に伝える」ことです。
不安な気持ちはおもに2種類に分類できます。
- 漠然とした不安
- 具体的な不安
「原因は分からないけど何となく不安…」といった「漠然とした不安」は対処のしようがありません。
しかし、自分で具体的に不安だと把握している事象については何かしらの対策ができます。
不安要素を1つずつ潰していきましょう。
そのためには、まず不安に思っていることをすべて紙に書き出します。
例えば、
- 有給はもらえるんだろうか
- 復職してからどんな仕事を任されるんだろうか
- 復職してからすぐ残業をする可能性はあるんだろうか
- 復職したらまたパワハラ上司のもとで働くんだろうか
- 職場のメンバーは自分のことを快く迎え入れてくれるんだろうか
こんなふうに、今あなたが不安に思っていることをすべて紙に書き出します。
どんな些細なことでもです。
そして、復職前の上司面談や産業医面談の際に、書き出した不安について伝えられる範囲で伝えましょう。
言葉で伝えるのが難しいなら、紙に書いたものをそのまま提出するだけでもOKです。
すると、不安に思っていることのいくつかは復職前に解決できます。
そうやって、少しでも不安要素を取り除いておけば、復職のハードルはぐっと下がりますよね。
職場の上司や産業医との定期的な面談の約束を取り交わす
5つめは、「職場の上司や産業医との定期的な面談の約束を取り交わしておく」ことです。
面談の目的は、復職後の体調の変化について上司や産業医と情報を共有するためです。
特に、復職直後は緊張しやすく疲れもたまりやすいです。
ですから、体調にも変化が起きやすい。(特に悪い方向に)
体調がすぐれない時に、上司に気軽に相談できればいいですが、復職直後はなかなかそういうわけにはいきません。
忙しそうな上司を見て、つい声をかけることをためらってしまうという話はよく聞きます。
ですから、あらかじめ体調について報告や相談できる面談の機会を設けてもらうよう事前に約束しておけば安心です。
できれば、復職直後は「週に1回」ほど面談をしてもらうのが理想的です。
ちなみに、僕は復職してから6ヶ月経つまでは週に1回必ず上司に面談をしてもらっていたので、体調が悪い時でもすぐに相談できる環境でした。

職場滞在訓練を行う
6つめは、「職場滞在訓練を行う」ことです。
“ 職場滞在訓練 ” とは、その名のとおり「職場に滞在する訓練」のことです。
やり方はいろいろあると思いますが、例えば「1日1時間だけ職場で過ごす」とかですね。
僕の場合は、無給を条件に1日2時間の職場滞在訓練を2週間にかけて実施しました。
その間、特に仕事はしないのですが(無給ですからね)、書類を見たり職場のメンバーとコミュニケーションをとったりします。
要は、「職場に慣れること」を目的に会社に行くわけですね。
無給でしたが、僕はこの期間があったからこそスムーズに復職できたと思っています。
まさに、お金に代えがたい価値がありました。

まとめ|【体験談】復職前の不安を和らげる6つの方法
以上、「【体験談】復職前の不安を和らげる6つの方法」でした。
最後にもう一度おさらいします。
- 復職後の生活リズムで動く
- 病気になった原因を振り返る
- 再発予防対策を立てる
- 復職にあたって不安なことを会社に伝える
- 職場の上司や産業医との定期的な面談の約束を取り交わす
- 職場滞在訓練を行う
実際に僕はこの6つを実行したことで、スムーズに職場に復帰できました。
あなたにとって、1つでも参考になることがあれば幸いです。
復職に向けて焦らずゆっくりでいいので、頑張ってみてください。
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