
こんなふうに悩んでいませんか。
転職活動ってただでさえ悩むのに、うつ病を抱えての転職活動だったらなおさら色々と悩みますよね。
- クローズで(うつ病を隠して)転職できたとして、転職先で長く働けるだろうか…
- オープンで(うつ病をあらかじめ公にして)転職したら、給料はきっと今より低くなるだろうな…
こんなふうに悩みは尽きません。
どちらもメリット・デメリットがありますが、実はいろいろと悩む必要はありません。
なぜなら、結論は1つだからです。
本記事では、うつ病で転職するなら「オープン」がいいのか、それとも「クローズ」がいいのか、その結論について僕なりの考えを紹介しています。
どちらがいいか決められなくて悩んでいるのなら、ぜひ本記事を一度ご覧ください。
うつ病で転職するなら圧倒的に「オープン」がおすすめ
もう結論から言いますね。
うつ病で転職するなら「オープン」がおすすめです。
理由は以下のとおり。
- 働き「続ける」ことが何より大切だから
なぜ働き続けることが何より大切なのか
答えはシンプル。
ずばり、生きるためにはお金が必要で、お金を稼ぐには働かないといけないからです。
そして、ここで重要なのは「継続的に」働くことです。
そのためには、転職先にあなたがうつ病であることをあらかじめ知っておいてもらった方が良いに決まっていますね。
仕事への配慮をしてもらい、働きやすい環境で働くことで、うつ病を再発させたり、もしくは悪化させる可能性を減らすことができます。
いかに給料が低かろうが、継続して働いてお金をもらい続けるということ自体が何より優先されるべきです。
「クローズ」の転職だと精神的につらい
一方で、クローズで転職した場合、うつ病を再発したり悪化させる可能性が高くなります。
なぜなら、健常者と同じ扱いを受けるから。
常に健常者と同じ仕事の質や量を求められます。
それに、体調が悪くなった時に相談する相手もいません。(クローズで転職しているのに、実は自分がうつ病でしたなんて言えないですもんね…)
果たして、こんな環境下でずっと働き続けることができるでしょうか。
僕ならきっとできません。
きっといずれうつ病が再発し、休職に追い込まれたり、最悪の場合、退職すること可能性だってあります。
そうすると、当然、収入は途絶えることになります。収入が途絶えた中で、うつ病を治療しなければいけないことにきっと焦りを感じるでしょうし、その先の復職や再就職を考えなければいけません。
うさぎとカメの昔話と同じだと思う
転職するのにクローズかオープンかって論調あるけど、もし僕が転職するなら絶対に「オープン」を選ぶ。
うつ病を隠して働いても絶対にまた体壊すに決まってるから。
転職して給料が安くなったとしても、休まずにずっと働き続けられる方が圧倒的に勝ち。
まさにうさぎとカメ😌
— うつリーマン@2年間の休職から復職😌 (@fasshionacademy) September 19, 2020
「オープン」か「クローズ」かの議論をするときに、まさに昔話の「うさぎとカメ」が良いたとえ話だと思うんですよね。
「オープン」でカメのように、ゆっくりだけど確実に一歩ずつ前に進んでいくのか。
それとも、「クローズ」でうさぎのように、早いけれど途中で休み休み進んでいくのか。
ちなみに、昔話の結末ではカメが勝ちますよね。
昔話のうさぎは休んでいる間、気持ちよく寝ているだけですが、僕たちに置き換えると「休んでいる時間=休職、あるいは無職」の何とも耐え難い状況です。
つまり、カメの方が圧倒的に魅力的です。
「オープン」でも今より良い環境に転職できる可能性が十分ある
あなたはオープンで転職した場合、給料が必ず下がると思っていませんか。
だとすると、それは大きな誤解です。
「オープン」で転職したとしても、今より好待遇の企業に転職できる可能性は大いにあります。
私が休職中に通っていたリワーク(復職支援施設)では、実際に「オープン」で転職したにもかかわらずキャリアップできた知人がいます。
彼はSE(システムエンジニア)なのですが、元々勤めていた会社が激務すぎました。
月に100時間近くの残業が当たり前のブラック企業。
復職したとしても、また体を壊すことが明らかだったため転職を決意しました。
彼に、なぜオープンで転職したにもかかわらず今より良い待遇の会社に転職できたのかを尋ねると、「転職エージェント」のおかげだったとのこと。
エージェントが、彼に適した(うつ病で休職していたという事実を知ってでも採用したいという)企業を探してくれるので、その中から彼の希望(職種、勤務時間、給与、福利厚生など)を満たす企業を選択したようです。

ただし、当然、好条件なほど求人倍率が高いので、彼もやっとのことで転職が決まったのは3社目でした。(2社ほど面接で落ちました)
簡単に今より好条件な企業に転職できるわけではありませんが、彼のような成功例もあるので挑戦してみる価値は大いにあるかと思います。
ちなみに、彼が利用したのは、「dodaチャレンジ」という転職エージェント。

【うつ病】転職するならオープン?それともクローズ?
以上、「【うつ病】転職するならオープン?それともクローズ?」でした。
どちらもそれぞれメリット・デメリットはありますが、何より優先すべきは「継続して働き続けられること」だと思います。
それ以上に優先すべきことはないかと。
僕が転職するなら、たとえ給料が低くても、一人前と認められなくても、それでも「オープン」を選びます。
それが、結果的にうつ病を患う自分にとっては最適解だと思っているからです。
あなたにとって働くうえで一番大切なことは何でしょうか。
お金?やりがい?それとも働きやすい環境?
何を一番重視するかで、転職の仕方も変わってくるでしょう。

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